こんにちは、夫の年収400万円で家族みんなの夢がつまった新築マイホームを計画している主婦です。今回は新築マイホームの地震対策としての太陽光発電についてご紹介します。
太陽光発電はよく売電に利用されていますが、地震発生のときには停電時の電力供給源として使うことができます。ここでは地震による停電時における太陽光発電のメリットや非常時の使いかた、またその一方で存在するデメリットについてもまとめていきます。
この記事が何らかの地震対策に役に立てばと思います。今回もよろしくお願いします。
【目次】
新築マイホームの地震対策
太陽光発電のメリット

(http://wind.ap.teacup.com/narumi-solar/6.html)
太陽光発電は地震によって生じる停電対策効果が期待できます。大規模地震では停電を伴うことがあり東日本大震災では停電復旧には8割弱で3日間、9.5割で1週間がかかりました。熊本地震でも全復旧には1週間を要しています。
(今後予測されている大規模地震について詳しくはコチラ→今後発生しうる地震の予測|マイホーム購入前に知っておこう! - 年収400万!新築マイホーム購入計画ブログ)
電気がなければ照明や冷蔵庫、冷暖房家電、携帯の充電…など今や生活必需品とも言えるものが使用できません。しかしこのようなときに役に立つのが太陽光発電です。
太陽光発電は普段は発電した電気を電線に送って売電していますが、災害時には「自立運転モード」というモードに切り替えれば自家用としても使えます。太陽光発電なので基本的には太陽がでている昼間しか電気は使えませんが、蓄電池を置いている場合は夜も電気が使用できます。
ただし自立運転モードで送られる電力供給量は普段より少ないです。携帯の充電や冷蔵庫の運転などはできますが、エアコンや電子レンジなど大量に電力を消費する家電の使用はむずかしいです。
自立運転モードへの切り替えかた

(https://www.toshiba.co.jp/pv/h-solar/attention/20110314_1.htm)
自立運転モードへの切り替えにはいくつかの手順を必要とするものが多いようなので、以下におおよその流れをご紹介します(全ての太陽光発電が該当するわけではないので、正確な切り替え方はお持ちの取り扱い説明書でご確認ください)。
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①分電盤のブレーカーを切る
②太陽光発電ブレーカーを切る
③パワーコンディショナーの操作ボタンで自立運転モードに切り替える
④自立運転用コンセントから電気が使えるようになる
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太陽光発電は防災でデメリットもある
停電時において有効な手段になる太陽光発電ですが、地震においてはデメリットもあげられています。それは太陽光発電の故障です。家屋が倒壊してしまったり、東日本大震災のように津浪による浸水被害が生じると太陽光発電が故障している可能性があります(大雨による浸水被害も同様です)。
太陽光発電が故障を起こすと感電や火災の発生、太陽光パネルに含まれる有害物質の流出の可能性が指摘されています。
もし地震によって太陽光発電が故障した場合の対処は以下のようになります。
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①太陽光発電に触るときはゴム手袋を着用する。感電のおそれがあるので、決して素手では触らないでください。
②太陽光パネルがケーブルでつながっている場合は、ケーブルのコネクターを抜くか、切断する。
③できるならば太陽電池パネルをブルーシートや段ボールなどでおおったり裏返しにして、光を当てないようにする。
④できるならばケーブル断面をビニールテープで巻き、銅線がむき出しにならないようにする。
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今の新築であれば耐震性がある程度そなわっているはずなので揺れによる家屋倒壊は考えづらいですが地盤沈下や土砂崩れによる家屋倒壊、また浸水は地震以外の自然災害(大雨、高潮)でも十分あり得るように思えます。
またもし新築ではなく築年数が経過している家の場合は耐震基準が今と異なるため耐震性が劣るため、太陽光発電搭載による家屋倒壊のリスクは上がるのでより検討が必要になると思います。
太陽光発電はメリットも大きいですが、このようなデメリットもあるということを総合的に考えて設置を検討されることをおすすめします。
まとめ
今回は新築マイホームの地震対策としての太陽光発電についてご紹介しました。太陽光発電は地震による停電時の電力供給源として活躍しうるツールです。しかし地震によって故障をすると感電などのリスクがあります。メリット・デメリットの両面から太陽光発電の検討をすれば、より地震対策の充実した新築マイホームが建つと思います。この記事が何らかの地震対策に役に立てばと思います。今回も読んでくださりありがとうございました。